ルビーの品質判定、価値判断できない鑑別業者がピジョンブラッド色とコメントするのは反対

ピジョンブラッドのルビーを探しておられる 方は多いと思う。 下の写真のような色の濃い(しかし濃すぎない) ルビーをピジョンブラッドというが、かなりの お客様が、鑑別業者の発行する分析結果報告書 に「ピジョンブラッド色」とコメントしている モノを探…

宝石ルビーを大切にするということは...

ブルーサファイアが産出されるミャンマーのモゴック鉱山のある鉱区。 環境破壊が問題になり法律が改正され、重機を使った採掘が禁止されたため、閉山することになった友人の鉱山主。それでも彼は、何か明るい表情。 「環境が悪化していくのは忍びないので、…

モゴック鉱山の友人と...

自然の造形美であるお宝ルビーを預かる仕事をしているモリス。自社で北部Nam-yaルビー鉱山を採掘した頃から、採掘した後の環境やそこで一緒に働いた人たちの将来が気になっていた。もし、自分が住んでいる場所に、海外から誰かが来て一緒に仕事をして、用事…

モリスルビーのシンギュラリティカット、その呼び名の意味

モリスルビーのシンギュラリティカット。 シンギュラリティとは、世に一つしか存在しないという意味。宝石を見つけて、それを持つことしかできなかった太古の人類は、そのうち研磨する方法を見つけ、形を変えることができるようになった。産業革命の時代を機…

とても難しい...ピジョンブラッドのルビー

ミャンマー産ルビー、これはモリスのピジョンブラッドの見本。 品質は、ジェムクオリティという最高品質。ルビーの品質には、この他に冠婚葬祭等で立派に映えるジュエリークオリティ、普段使いに向いているアクセサリークオリティの3段階に分けてみると理解…

2000万年前に結晶した時のことを覚えているのか? ルビーの原石

私のお守りのようルビーの原石リング… 後ろから光を照らすと… 正面の正三角形と逆の三角が現れ、 イスラエルの国旗のような模様が浮かぶ。 約2000万年前に結晶したマイルビーは、その頃から全く変わらない姿で、私にメッセージを送り続ける。 宝石を持つとい…

こんな素敵なジュエリーになりました

モリスルビーが「ハシビロコウ」になった。 モリス銀座店の店長とモリスルビーのこと、その魅力を しっかりとみて頂けるアーティスト、職人さんが 連携してつくってくれた。 何とも、あたたかい雰囲気のブローチ... 2000万年前に結晶した時の地肌が、くちば…

太古に結晶した時の地肌が残ったルビーの原石

2000万年前にミャンマーの地下40kmで結晶した... このルビーの原石をモリスのSGカットにして... どの様な形のジュエリーにしたら良いのか? 悩むところ...

今までには、無かったルビーの流通パターン

モリスルビーは、今までの宝石の流通と全く違った考え方でできた。ビジネスであれば、採算が合うか?合わないか?を最初に考えてから始めるのが普通だが、モリスは…「お宝を探し」に原産地へ飛んだ。だから、ルビーを見る時は、「自分がお宝として持っていた…

3月の誕生石は、ルビー?

3月の誕生石はルビーといえば…「ルビーは、7月の誕生石でしょ…いい加減な…」と言われそうだが、フランスでは、3月の誕生石は、正式にルビー。この誕生石について…エルサレムの12の門に飾られた宝石が起源だとか、ユダヤ教のタリスマンにつけられていた宝石と…

岩石と結晶の違い

よく会話の中で「愛の結晶」や「長年の努力の結晶だ」など、どちらかといえばポジティブな表現をしたいときに、 何か貴重なものの例えとして登場する「結晶」という言葉。石には、岩石と結晶がありますが、伝統的に四大宝石といわれ、皆さんもよくご存じなル…

ミャンマー産ルビーが特別なのは

ミャンマー産のルビーには、地球の壮大なストーリーが関係しています。ミャンマーのルビーは、太古の生命(微生物や魚介類)が残した堆積岩と9000万年前から南極大陸を離れ1年間に15センチという地球史にも類を見ない速度で北上しユーラシア大陸と衝突したイン…

モリスルビーは、モリス銀座店でご覧頂けます

ミャンマーのルビー鉱山で産出された原石は、モリスヤンゴン店にある研磨工房で磨かれて、その真横にあるルビーラボでインクルージョンの撮影とデータ取りを行います。そしてモリス銀座店や日本各地25ヶ所にあるモリスの特約店でご覧頂けます。お近くのお店…

モリスのMOGOK GEM LAB

16年前にミャンマーに渡り、2004年から連邦国現地法人(FC12)になり 2007年から最北部カチン州のナヤン鉱山の採掘をしました。そして来年には、モゴックジェムラボ(MOGOK GEMLAB)をオープンします。天然無処理で美しいルビーの希少性は、皆さんの想像をはるか…

ジェムクオリティのミャンマー産ルビー(天然無処理)の出現率

ルビーは通常、加熱処理をして美しさを改良し、流通しています。天然無処理で美しいルビーは、極端に希少性が高いため、せっかく採掘された原石も、そのほとんどは宝石として使うことができません。お宝として十分な美しさを持つ「ジェムクオリティ」は右上…

なぜモリスは、ルビーの鉱山まで行ったのか…

モリスが天然無処理で美しいルビーだけを取り扱うようになったのは…なぜ?莫大なエネルビーをつぎ込んで、ルビーの鉱山まで行ったのはなぜ? 紅葉で有名な京都東山の東福寺の中門の隣でひっそりと創業したモリス。創業したてのモリスに、ルビーの結婚指輪の…

地球の壮大なドラマが産んだ宝の石 ミャンマー産ルビー

地球の壮大なドラマが生んだ宝の石ルビー 45.5億年前...太陽から生まれ燃えたぎっていたガイア(地球)に、テイアが衝突し、地球の核と大気が生まれ、38億年前に生命が誕生した(バクテリア)。その生命はやがて、カンブリア紀の甲殻類、珊瑚になり、彼らの…

ルビーの中にあるもうひとつの世界

ルビーのインクルージョンは、そのルビーの個性であり、ルーペで内側を覗くとユニークな世界が広がります。それぞれに表情がありルビーを持つときの愛着が違ってきます。

加熱処理をして鉛ガラスを含侵させたルビーのインクルージョン

ルビーは、原石の時から美しいものは、ほとんどありません。内包物が多すぎて透明度に欠けるもの、色の濃淡が適切でないもの等々美しさに欠けるものばかり。せっかく産出されても、そのままでは宝石として販売できない為、ルビーは通常、加熱などの処理をし…

めったに見つからない、天然無処理で美しいミャンマー産ルビー

宝石として販売されているルビーには、同じ名称でも、宝石として本来の価値を持つものから、見た目は価値が高そうでも、実際はそうでないものまで色々。天然であっても加熱をしたり、鉛ガラスを含侵させたり、表面だけ色を着けたり… 鉱山で仕事をしていると…

宝石ルビーを深く楽しむために、インクルージョンの観察を

ルビーのインクルージョンは、そのルビーの個性であり、天然無処理で美しいことを表現します。ルビーは、美しさを改良するために一般的に加熱処理をするのですが、加熱処理をする前と後のインクルージョンの熱による変化を確認することで、処理の有無を判別…

同じ赤色の宝石、ルビーとレッドスピネルの見分け方

スピネルとルビーは、よく似ています。同じ母岩で同じ様に見つかるため、昔から、スピネルとルビーは混同されて来ました。両方とも、赤くて美しいのですが、違うのは、ルビーの方が硬い。見分けるには、宝石を光にかざして動かしたときに、ある角度でピンク…

1㎜のルビーを大切に

ルビーは、お金の経済活動が始まる前、太古より大切にされてきた「宝物」。だから、鉱山の現場では、お金の力だけではルビーに出会えません…人と人のつながりや、ご縁が必要。そのご縁を紡いでくれたのが、直径1㎜の小さなルビーたち。10年前から、モリスは…

ルビーの色がお守りになったのは…

ルビーの語源は、旧ラテン語で赤を意味するルビウスであり、人類が最初に集めたり、作ったりした色です。人の遺伝子を解析すると氷河期に数千人にまで減ったといわれる人類が生き残ったのは、寒い時に暖めてくれた火、そして大型肉食動物に襲われたときに威…

宝石ルビー… なぜ見分けるのが難しいのか?

価値の高い宝石ルビーを探すのは、プロでも難しい。理由は、似たものが多すぎるため。有名で需要が高いが希少性も極端に高いため、同じものを作れば儲けることができたからです。(宝石の定義から見れば違うものですが…)宝物の象徴であったルビーは、人工合成…

宝石ルビーの価値を見分けるには

宝石ルビーの価値を見分けるには、まず、そのルビーの品質を見分ける必要があります。ポイントは、原産地と処理の有無、欠点の有無と程度です。美しさや色の濃淡は、見た目である程度分かりますが、前述の3つのポイントは、専門的な技術が必要ですが、第三者…

格の高い宝石ルビーとしては、当たり前のしくみ

宝石ルビーの価値は…「赤く美しく、もっとも頑丈な結晶」であり、人類に大切にされてきた歴史や慣習、そして産出量の少なさに裏支えされるシンプルなものです。 ただ… 原始人の時から人が大切にして来たものだから、ルビーの歴史は、「よく似たものを創ろう…

天然無処理で美しいルビーの価値

京都にある長楽館のシャンデリア。伊藤博文公が、100年前に命名した迎賓館。今も訪れる人々を迎えています。時を越えて受け継がれるものの重みを感じます。そういう視点で宝石ルビーをみると、身に着けるものでありながら、1000年以上前から残っているものも…

ルビーの原石…鉱山ごとに少しずつ違う特徴

写真は、Mogok鉱山で採れた六角形のルビーの原石。 そしてこれは、同じミャンマーでも北部カチン州のNam-ya鉱山のルビーの原石。 ルビー原石は、三方晶または六方晶…三角形かまたは、三角形が六つ集まって六角柱になった形で産出されます。 鉱区で原石を見て…

ルビーが見つかる瞬間に感じること

ルビーの見つかる瞬間です。場所は、ミャンマー北部カチン州にあるNam-yaルビー鉱山です。右手の先にある黒っぽい石たちが「コランダム」、ルビーと同じ鉱物です。 その中にほんの一握りのコランダムが、最初から赤い色をしています。 …それがルビーです。コ…