天然無処理で美しいルビーは、どのくらい産出されるのか?

 

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宝石の定義は、1)美しく 2)希少で 3)経年変化がないこと ですが、

2)の希少であるかどうか? については、正確なデータを取った記録が見当たり

ません。政府鉱山省で聞いたのですが、宝石としてのルビーではなく、

赤いコランダム(ルビーの鉱物名)の産出量を教えてくれますが、宝石として価値の

高い(宝石の品質)ルビーだけのデータはありませんでした。

先日は、鉱区でルビーの原石の出現率を品質ごとに調べました…とブログにアップ

しましたが、その実験の目的は「そのルビーが宝石として相応しい希少性があるか」

ということを調べることでした。

上の写真は、2010年の9月13日に私たちの鉱区から産出した無処理で美しいルビー

となるであろう原石です。1.325ct産出しました。

結局、色が薄いもの、内包物が美しさに影響するものを省くと、この半分しか

宝石になりません。

クオリティスケールのトーン(色の濃淡)では、3が1個、4が3個でした。

最高の色の濃淡は5または6です。7になると「オーバーカラー」すこし濃い過ぎる

と判断します。

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また、次の写真は、ご近所で宝石の原石を見つけてくれる方々から原石を見せて

頂いている画像です。