「宝石ルビー」は、原石の時に、すでに次元の違う存在感を持っている
ルビーの原石…ただの石なのか? それともお宝の石なのか?
すべては、原石の時に決まりますが、原石の時にどうやって品質を見分けるのか?
原石を見分けるのは、特別な技術が必要だとおっしゃる方もいますが、ルビーの場合
は、ルース(カット研磨済みの宝石)と同じです。
透明度、色の濃淡、色合い、彩度、明度…等々。
手に持って居るような原石は、無処理のままで宝石ルビーになることはなく、
人為的な処理をして品質を改良した後、商品として流通しますので、希少性の立証
はできません。
天然無処理で美しいルビーは、この状態で既に周りと全く違う「美しさ」を発揮して
おり、オーラというのか…存在感が全く違いますし、その存在感が、歴史的な
宝石文化のルーツだと考えます。
私個人的な意見としては、人の手によって数を増やすことができるモノは、生産量
の増加と共に希少性が低下するために、短期にアクセサリーとして楽しみ、
大切に次の世代へ受け継ぐお宝ルビーは、天然無処理で美しいモノだと考えます。