ルビーの価値は、原石の時に決まっている
ミャンマーのNam-Ya鉱山でルビーの原石を見ているところです。
価値の高い宝石ルビーなのか? ぱっと見て、キレイな原石だけど価値があまりない
ルビーなのか?
原産地で原石を見分けるときに一番大切になること…
…それは、「何が宝石ルビーなのか?」
「お持ちになる方がお宝として受け継いで恥ずかしくないか?」
と一つ一つの原石を見る前に自問自答することです。
宝石は古くなりません。土地や金と同じように、さら地、金の地金に戻れば
「中古」という呼び方をしなくてよい様に、宝石もジュエリーについている時は、
アンティークジュエリーですが、外すと、「宝石」に戻ります。
何百年も何千年も変わらない。
自分の選んだルビーが、ずっと何百年も変わらないと分かっているから、無処理で
美しいことは、モリスとしては譲れないところです。
人工合成ルビーは、1908年にフランスから発売された時は、天然ルビーよりも
高額だったぐらいですから、人為的に数量を増やせるものは、需要と供給のバランス
によって価値観が変化します。
だから鉱物的には同じだけど、人為的に処理などをしないと宝石に見えないもの
とは、はっきり分けておくべきだと考えます。
「こだわりすぎじゃないの?」と言われることが多いのですが、私たちモリスは、
こだわってなんかいません。自分たちが、宝石ルビーを探す人だったら…
何が欲しいのか?を想いながら、宝探しをしているのです。
天然無処理で美しいルビーは、下の原石の中には一つもなかった…
天然無処理で美しいルビーは、一般的に認識されている宝石とは、
違う次元の「お宝の石」です。
品質が高ければ、1gで2億円を超える…といえば、分かるでしょうか。