ルビーのカット研磨作業は、1㎜の原石でも手を抜くことなく…
まずは、ルビーの原石を松脂を溶かして原石を固定するジグに取りつけます。
慣れている彼らは、アルコールランプの火で一瞬で固定していきます。
その後、大体の形まで成形しますが、この作業はダイヤモンドでいえばカットに
相当する作業です。
ルビー鉱山から銀座店までの統括責任者ミヨテさんと研磨責任者のゾーミンチョー君
は、途中で何度もチェックしながら仕事が進められます。
貴重な無処理で美しいルビーの原石は、削りすぎると二度と再生しません。
何億年もかかって結晶してきた希少価値。緊張する仕事です。
その後、ダイヤモンド粉を研磨剤にして磨き上げられていきます。
何度も、何度もルーペを覗きながら、ルビーが仕上がっていきます。
私たち人ができることは磨くことぐらいです。価値は初めから決まっています…
研磨職人のことばに、「宝石」の存在価値を感じます。