もう余りないルビーの原石を探す鉱山が教えてくれること

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ルビーの鉱山に行くと、ルビーの原石、鉱区に説教をされたような気持ちになります。

「地球の自然は、あなた方、人間たちだけのモノではないぞ…」

そこで、ルビーを探す人々にも教えて頂きます。

「自然が相手だぞ、都合の良いところに都合よくルビーがあるわけない、あなた方、都会から来た人たちは、それが分かっていない」

写真はプライマリーソース(岩石を削岩しながら掘り進む採掘方法)ですが、地下深くお魚の骨のように洞窟が掘られています。…ルビーの採掘は、ほんの少ししか出てこない宝石ルビーを探すために大量の大理石が砕かれ、土砂が削られていくのです。そして、何百年と続けられたルビーの採掘で、地下深く掘られたルビーの鉱脈は、もう余りありません。資源が枯渇しているのです。ルビー一つ見つけるために一体どれだけの岩が砕かれてきたのか?

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私たちモリスは、ルビーの資源の枯渇に直面する時期に生まれたルビー専門の宝石商です。そこに何となく「使命」を感じるのです。

モリスルビーを有名にしながら、その事実を世に広めなければなりません。

 

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そして、ルビーをプレゼントしてくれた鉱区の跡地が、石炭を掘った跡地のように荒廃せずに、美しく、また別の姿になって発展して行かなくてはならないと…また、世界中で進んでいる環境破壊も消費地で資源を消費する人々の意識不足が原因の一つだと思いますので、このルビーがそれを知る一助になれば私たちモリスが現地に行った意味があると感じるのです。

嫌なことを無視するのではなく、積極的に取り組めば、必ず新しい価値観が生まれるはず。それが、地球の資源の限界に直面した私たちの世代の役目なのかも知れません。