ルビーの色がお守りになったのは…



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  ルビーの語源は、旧ラテン語で赤を意味するルビウスであり、人類が最初に集めたり、作ったりした色です。人の遺伝子を解析すると氷河期に数千人にまで減ったといわれる人類が生き残ったのは、寒い時に暖めてくれた火、そして大型肉食動物に襲われたときに威嚇に使った火、凍って冷たくなった食物を温めてくれた火…等々、旧石器時代から人類を守った火と、お守りに使われる赤色(ルビー色)は、経験から学んだ火の力と、生理的に人の皮膚を透過し、血中酸素を増やし体温を保つことで抵抗力を上げてくれた赤色、赤外線を本能的に感じていたことなどが大いに関係しているはず。なぜ、王様が歩くところに赤い絨毯をひくのか?なぜ、箱入り娘を赤で飾るのか?等々、ルビーの色には人類史が関係しています。