加熱処理をして鉛ガラスを含侵させたルビーのインクルージョン

ルビーは、原石の時から美しいものは、ほとんどありません。内包物が多すぎて透明度に欠けるもの、色の濃淡が適切でないもの等々美しさに欠けるものばかり。せっかく産出されても、そのままでは宝石として販売できない為、ルビーは通常、加熱などの処理をして美しさを改良します。そして、その処理技術は、年々進化しています。少し前には、宝石として相応しくない原石も今では、美しいルビーに…写真は、鉛ガラスを含侵させながら、加熱処理されたルビーです。

ルーペをのぞいた時に、青みがかった縞模様が見えたら注意が必要です。宝石ルビーとしての価値は、ほぼありません。

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