ルビー母岩を皆で分け与えるという発想…ミャンマーの精神性

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モゴック鉱山の近辺には、この様にルビーの白い母岩の欠片が、たくさん積み上げられていることを見ることがありますが、これは、近くの鉱山から運び出されたモノです。鉱山主は、まだルビーが、白いルビーの母岩の中に入っていることを知っています。それでも、こうやって運び込んでは、母岩の山を置いてゆくのは…全部一人で取ってしまわずに、分けられる限り分けよう…という精神が基になっています。

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上の図の白い大理石(白雲石灰岩)の中にルビーが入っていることがあります。村人たち、特に女性、子供たちが、鉱山主が置いていった原石を割ってルビーの原石を探します。村人であれば、料金は要らないのです。だから、時間があるとお母さんと一緒にルビーを探しに行く村人に出会います。

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こういうところに、自然な形で仏教国ミャンマーを感じます