ルビーのインクルージョンは、美術的魅力を持っている
人為的に手が出せるのは、表面を磨いてつやを出すこと、ジュエリーに使って、
身に着けられる様にすることです。
ただ、ジュエリーになっても、人が触れないのが、インクルージョン(内包物)
です。
ルビーの原石が育った時(結晶化)に、どんな状況であったかを表す人でいうDNAの
様なものです。
宇宙空間に浮かぶ「星」や「星雲」のように見えるこのインクルージョンは、
人でいうと指紋のようなもので、同じ組み合わせが2つとありません。
モリスは、創業以来、このインクルージョンを顕微鏡で拡大し、写真に収めて
きました。
人が意図していないのに、顕微鏡で拡大すると絵画のように美しい。
そう気づき、モリスは今から8年前に京都三条本店の1階にあったギャラリーで
インクルージョンの写真展を開催しました。
ルビーの内包物だと分からないで見て頂く方が多かったのですが、美術的な魅力
があると感想をお持ちのご来場者が多く、天然宝石ルビーの隠された魅力を
再確認しました。
ルビーをご覧頂くときには、インクルージョンに興味をお持ち頂くと、
美術品を身に着ける満足感も生まれます。